第三話

45/65
前へ
/307ページ
次へ
 3球目、緩いカーブが来た。  体勢が崩れ、バットを出してしまった。  当ってしまい、ボテボテの打球がサード前に転がる。  僕は一生懸命走った。  サードは素手で捕り、送球。  タイミングはほぼ同時だった。  一塁塁審の手が大きく横に広がった。 「セーフ!」 「よし!」  当たりはあれだったけど、つい喜んでしまった……。
/307ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加