第三話

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 5番に対して、2-2からの6球目を打たれた。  ライト前に運ばれる。  またランナーを背負うも、天笠さんは笑顔を絶やさず、セットに入る。  6番への1球目、低目に小さい変化のナックルを打ってきた。  強い当たりがショートの右に転がる。  蕨さんが華麗な身のこなしで捕球し、二塁へ送球。  慌ててカバーに入った森木さんが捕球し、二塁ベースを踏む。  体勢が崩れてしまって、一塁には投げられなかった。  ツーアウト、一塁。
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