第四話

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 青空では中一の大塚君と話すことが多かった。 「テストどうだった?」  俺はフリースペースに居る大塚君に話しかけた。 「全然ダメでした。ちんぷんかんぷんっすよ」  軽い感じでへらっと笑う。  俺と大塚君は似た境遇というか、ヤンキーに近い生活を送っていた。  青空でケンカをしたこともあるが、それを機に意気投合。よく気にかけるようになっていた。  俺と大塚君は、黒野さんを尊敬していた。  あんな大人になりたいなと。
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