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「皆、自分のペースで行きましょ〜!!」
そう声を上げたのはセンター長の黒野さんだった。
優しい声が気を鎮めてくれる。
(黒野さんって人の心読めんのかな……)
黒野さんと目が合った。
左目でウィンクをされた。
(怖わ……)
心の中で笑ってしまった。
俺はケンカっぱやくなければ普通に友人も作りたかったし、中学生っぽい遊びもしたかった。
それでも青空の草野球チームに参加するようになって、チームプレーって大事なんだって強く感じるようなった。
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