第四話

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「皆、自分のペースで行きましょ〜!!」  そう声を上げたのはセンター長の黒野さんだった。  優しい声が気を鎮めてくれる。 (黒野さんって人の心読めんのかな……)  黒野さんと目が合った。  左目でウィンクをされた。 (怖わ……)  心の中で笑ってしまった。  俺はケンカっぱやくなければ普通に友人も作りたかったし、中学生っぽい遊びもしたかった。  それでも青空の草野球チームに参加するようになって、チームプレーって大事なんだって強く感じるようなった。
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