第四話

12/70
前へ
/309ページ
次へ
 相手、ブルーファルコンズは4番に左ピッチャーが入っている。  背丈は180センチ後半はあり、アップを見て高いレベルで野球をやっていた事が窺える。 (負けらんねぇ……)  我流としては何としても張り合いたい。  整列すると相手が大きく見える。 「よろしくお願いします‼」  大きな声で不安を払拭した。  ブルーファルコンズ先攻で試合が始まる。 「プレーボール‼」  球審の声に、レフトを守る俺は、ピリッと緊張の糸が張りつめた。
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加