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バッドホップスの先発ピッチャーは、右投手で180センチ近くある大柄なおじさん。
1番の荒波君が元気よく左打席に入った。
私は緊張感を持ちながら、その光景を眺めていた。
快音が響く。
鋭い当たりがセンター前に転がっていく。
「やるなぁ!」私は感嘆していた。
ピッチャーも100キロを超えるボールを投げている。
それを軽々と弾き返していた。
2番ナギサが右打席へ。
構えは様になっているが、ゾーンのボールを三つ空振り。
「はは、紙一重だったなぁ」と満面の笑みで言った。
「ナイススイング!」
黒野さんがサムアップしていた。
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