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「きゃあ、ミキちゃん頑張って〜」とナギサが黄色い声ではしゃいでいる。
「楽しみなさいよ〜」
にっこり笑顔で黒野さんが声を上げた。
(もう、黒野さんったら!!)
深呼吸をしながら早鐘を鎮めようとする。
バッドホップスは下位の7番から。
マウンドに立ち、投球練習をするも緊張でボールが高目にいってしまう。
プレイが宣告される。
ふぅと一呼吸してから、セットに入った。
チラリと三塁ランナーを見てから、1球目を投げた。
真ん中高目に浮く。ワンボール。
そこから2球ストレートが外れてしまった。
だんだんと青ざめていく。
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