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「はいはい!私も中三でーす!」
一際テンションの高い女子が手を挙げた。
「天笠さん、アナタに青空の館内案内でもしてもらいましょうか?」と黒野さんの提案。
「やりまーす!」
天笠さんは、浅黒い肌にボブカットで綺麗な顔立ちをしている。
青空はこじんまりとした施設だが、図書室やゲームなどができる部屋もあった。
「ねぇねぇ、私の事凪咲って呼んでいいから、蕨さんの下の名前で呼んでいい?」
彼女は距離の縮め方が早いけど、悪い気はしなかった。
「……うん、良いよ」
「ミキちゃんっていい名前!」
館内の案内も程々に、うんうんと頷いていた。
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