第二話

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 おおよそ18.44メートル離れて、ナギサと野原さんが対面する。  皆が注目する。 「もう、みんな注目しすぎぃ〜」  ナギサは嬉しそう。  改めてキャッチボール投法からリリースした。  ゆっくり向かい、ゆらゆらと揺れ始める。  野原さんがボールを弾いていた。  黒野さんは目を見開き驚いている。 「練習したらモノになるかもしれないわね!」と黒野さんは太鼓判を押す。 「無回転に近いし、良いかもしれない」  野原さんも頷いている。 「練習してみる?」と黒野さんが言った。 「やります!やりまーす!」  ナギサが元気よく返事をした。    もしかしたら、ナックルボーラーナギサが誕生するかも。
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