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「もう、ナギサ強くて勝てないよぅ」
泣きごとをもらすと、「ミニゲームならできるよね」と別のゲームを勧めてきた。
「あっ、ピッチャーの練習やろうよ!」
話題を変えてみた。
「そうだよね。せっかくだし外で遊ぼう!」
にこっと笑って支度を始める。
「お母さんとたまにキャッチボールするから、グローブ二つあるんだよね!」とナギサはお母さんのピンクのグローブを貸してくれた。
近くに広めの公園があるようで、そこに向かう。
歩いて5分。長方形で遊具のない公園に着いた。
いつものようにキャッチボールから始める。
他愛のない会話をしながらのキャッチボールは素直に楽しい。
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