第二話

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 青空に戻ってから、私は意を決してマリに話しかけた。 「絵上手いよね。小さい頃から描いてたの?」  マリは間を置いてから小さく頷いた。 「良かったら、絵見せてくれる?」  勇気のいる言葉だった。 「……いいよ」  小さい声量でマリが応えてくれた。  ノートには色々なキャラのイラストやリアルな絵、風景など、ジャンル問わずに描かれていた。  さっきの私達の風景の絵もあった。  どれも丁寧で上手な絵。 「どれも上手!私はこの猫の絵が好き」  私がマリに見せたのは、リアルに描かれた寝ている黒猫の姿。 「ありがとう。この猫、私んちの飼い猫」 「顔がシュッしてるね。かわいい!」
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