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「もうすぐ中間あるし、学校行くのヤダなぁ」
ナギサがため息をもらして口にした。
「私は行かない」
短く言ったのはマリだった。
(色々あるんだろうなぁ……)
私も内心、学校に行くのは嫌だ。
あの担任は居なくなったが、学校に行こうとすると体がコチコチに緊張する。
「私はあの件以来、学校行こうとすると体が言うこときかないんだよね」
私が二人を見て言うと、「分かる」とマリが言った。
マリは続けて、「私は朝起きるの苦手。学校にも中々行けなくなっちゃったよ」と声のトーンを落とす。
粛々と勉強は進むも、私達って真っ暗なトンネルを歩いている感じがする。いつかは出口があればいいんだけど……。
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