第二話

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「鈴音の定時、美術部があるみたい。皆で受験しようよ!」  マリがいつもよりテンションを上げて口にした。 「いいかも!学校見学とかも皆で行こうよ!」  ナギサもつられてテンションが上がる。 「勉強頑張んないとね」  私が冷静に言うと、ナギサが、「はーい!」と声を上げた。  マリから笑いがもれた。  午後、恒例の公園でのキャッチボール。  私とナギサはマリも加えてキャッチボールをしていた。  ナギサの横にマリが立ち、私が交互に送球していく。
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