この孤独(きもち)は分け合えますか？

この三日間、本当に――

「……こんばんは、藤川(ふじかわ)さん。単刀直入にお伺いしますが……結果は、如何でしたか？」
「……はい、それなのですが――」

　それから三日後。
　前回とほぼ同じ時間、同じ公園にて挨拶もそこそこにさっそく本題に入る夜野(やの)さん。……まあ、雑談してる場合じゃないしね。

　そもそも、本来であれば検査だってあの後すぐにでもしたかった。でも、その際に使用する妊娠検査薬は、予定日から最短でも一週間経過してからでないと使用できないとのこと。なので、三日間はどうにか不安や恐怖に耐えつつ、ようやく本日震える手で検査をした結果――

「――陰性、でした」
「……そう、ですか」

　そう伝えた途端、再び安堵の念が再来する。検査結果を目にした際と同じ――いや、もしかするとそれ以上の安堵の念が。すると、夜野さんも私と同じ――いや、もしかすると私以上に安心した表情を浮かべてくれた。