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運命の日
私、高田沙織は今年から高校1年生。
新しい制服に身をつつんで弾む足取りで学校にやって来た。
今年のクラス分けでは片思いしている吾妻将吾と同じクラスになったのだ。
(せっかく同じクラスになれたんだから、ガッツリ距離を縮めて仲良くならなきゃ!頑張ればそれ以上もいけるかも!)
沙織はウキウキしながら学校前の信号を渡る。
その時だった。
信号を無視して走行して来たトラックに、沙織の身体は無惨に引き裂かれた。
最後に見たのはたまたま居合わせた驚きで目を見開いた将吾の顔。
(はは、ラッキー。最後に好きな人の顔を見られるなんて・・・幸せな最後だ)
そう思うとコトリと意識が途絶えた。
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