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君との出会いは、
君との関係は、
決して綺麗なものではなかった。
埋められない小さな穴を埋め合うための
ないものねだり。
顔が見えない、ただ声だけで繋がる2人の時間。
何も知らないからこそ、
そこに何もかも求めてしまったその末路。
きっと出会ったあの瞬間から、
こうなってしまうことは必然だった。
あの時君がついた嘘。
そして、君が隠した真実。
何も知らなかったあの頃の私は、
盲目的に君に縋ることしかできなかった。
好きだった、自分本位に。
だから私は、君の全てを愛せなかった。
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