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「開けるよ...」
「はよ行くのじゃ」
ガチャ...
「うわ...すごい荒れてる...」
「そりゃあ、しばらく使われてないからのぉ...」
「それにしたって...」
「少々荒れすぎじゃがの」
「...とりあえず、ここにペンダントがあるんだよね...?」
「そうらしいのぉ」
「探そう」
ガサゴソ...
「...こっちはないね」
「こっちにもなかったぞぃ」
「...ということは...あそこの棚かな...」
「じゃろうなぁ、ものすごい邪気しか感じないけどのぉ...」
「あ、アルも...そう思うんだ...」
「お主もかぇ?ふぉっふぉっふぉっ...」
「...こんな...中でよく呑気に...笑えるよね...」
「お主もじゃろう?」
「まぁ、そうだね...」
「さて、調べるとするかのぉ...」
ガサゴソ...カタッ...
「あ、見つけた」
「見つけたはいいのじゃが」
「邪気の元がペンダントとはこれ如何に...?」
「こりゃあ、道中死なないように気をつけねばならんな」
「怖いこと言わないでよ」
「すまんのぉ...」
...頭蓋骨...
「ていうか、これどうやってとるの?」
「頭蓋骨と共にあるみたいじゃのぉ...」
「...触ってみるか...」
僕はそれに触れようとした...
ガタタタタタタタッ...
ら、動き出した
ビュンッ!
「うわっ...」
「セイ!!!大丈夫かの?!」
「大丈...うわぁっ...」
ズシャッ...カタンッ...
あ、やばい...ヘッドホンが...
「セイ!!?」
「っ...ははは...」
「どうしたのじゃ...?」
ガタタタタタタタッ...
「いい度胸してるよねぇ...?ヘッドホン...外させるとかさぁ...」
「セ...セイ...???」
ガタガタガタタタタッ...
「はーい、壊れてね〜?」
「セイ!!!どうしたのじゃ!!!」
ーアルーsideー
急にセイが狂ったように笑い始めたんじゃが...
そして、袖からナイフを1本取り出してるんじゃが...
「...おや...ヘッドホンが...外れておる...?」
「あっはははははは!」
「探さねば...」
「早くしてね?君がヘッドホン探してる間はこいつをおさえとくからさ?」
「お主...本当にセイなのか...?」
「セイだよ?ただし【殺人鬼】のセイだけどね?」
「さ...【殺人鬼】...とな?」
「その説明は後!早くして!」
「わ、わかったのじゃ!」
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