首のない狩人

2/5
前へ
/10ページ
次へ
「開けるよ...」 「はよ行くのじゃ」 ガチャ... 「うわ...すごい荒れてる...」 「そりゃあ、しばらく使われてないからのぉ...」 「それにしたって...」 「少々荒れすぎじゃがの」 「...とりあえず、ここにペンダントがあるんだよね...?」 「そうらしいのぉ」 「探そう」 ガサゴソ... 「...こっちはないね」 「こっちにもなかったぞぃ」 「...ということは...あそこの棚かな...」 「じゃろうなぁ、ものすごい邪気しか感じないけどのぉ...」 「あ、アルも...そう思うんだ...」 「お主もかぇ?ふぉっふぉっふぉっ...」 「...こんな...中でよく呑気に...笑えるよね...」 「お主もじゃろう?」 「まぁ、そうだね...」 「さて、調べるとするかのぉ...」 ガサゴソ...カタッ... 「あ、見つけた」 「見つけたはいいのじゃが」 「邪気の元がペンダントとはこれ如何に...?」 「こりゃあ、道中死なないように気をつけねばならんな」 「怖いこと言わないでよ」 「すまんのぉ...」 ...頭蓋骨... 「ていうか、これどうやってとるの?」 「頭蓋骨と共にあるみたいじゃのぉ...」 「...触ってみるか...」 僕はそれに触れようとした... ガタタタタタタタッ... ら、動き出した ビュンッ! 「うわっ...」 「セイ!!!大丈夫かの?!」 「大丈...うわぁっ...」 ズシャッ...カタンッ... あ、やばい...ヘッドホンが... 「セイ!!?」 「っ...ははは...」 「どうしたのじゃ...?」 ガタタタタタタタッ... 「いい度胸してるよねぇ...?ヘッドホン...外させるとかさぁ...」 「セ...セイ...???」 ガタガタガタタタタッ... 「はーい、壊れてね〜?」 「セイ!!!どうしたのじゃ!!!」 ーアルーsideー 急にセイが狂ったように笑い始めたんじゃが... そして、袖からナイフを1本取り出してるんじゃが... 「...おや...ヘッドホンが...外れておる...?」 「あっはははははは!」 「探さねば...」 「早くしてね?君がヘッドホン探してる間はこいつをおさえとくからさ?」 「お主...本当にセイなのか...?」 「セイだよ?ただし【殺人鬼】のセイだけどね?」 「さ...【殺人鬼】...とな?」 「その説明は後!早くして!」 「わ、わかったのじゃ!」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加