首のない狩人

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「まぁ、いいわい、そろそろ行くぞ」 「じゃ、僕達はこの辺で...」 【ありがとう...私に出来ることがあれば、言ってください】 「感謝されるのって、意外と悪くないね」 「お主でもそう思うんじゃなぁ?」 「知ったように言わないでよ」 「それもそうじゃな」 「そういえば、この館の主って...」 「...お主と同じ殺人鬼じゃな、ワイヤーを使うやつじゃ...」 「ワイヤー使い...?それって」 「なんじゃ?」 「その、ワイヤー使い...髪の色、真っ白で...目の色が、暗い青色してなかった...?」 「確かに...思い出してみるとそうじゃな」 「...兄さんだ...多分」 「なんと?!ここの主が、2年前に行方不明となった、お主の兄かもしれぬと?!」 「多分...間違いでなければ...」 「そうか、それならば、尚更見つけねばならんな」 「うん...そうだね...」
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