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館の噂
「ねぇ、知ってる?」
「ん?何?」
「この町ってさ、特に何も無いって言われてるでしょ?」
「あー、そうだねぇ...」
「でもさ、1個だけ、不思議な噂があるんだって」
「不思議な噂??」
「この町には、普通なら無いはずの館があるんだって」
「館??」
「そう、その館に近づいた人は、閉じ込められて、永遠に出られなくなるって噂」
「永遠に?」
「うん、だけど、出ることもできるって言われてる」
「ふーん?」
「出方は...」
「うんうん」
「その館の館長に力を示すこと...らしいよ」
「力をねぇ...」
キーンコーン...
「あっ、やっば!授業始まっちゃう!」
「あ、急ごうか」
この物語は、1人の少年が館に迷い込んでしまう話
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