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「俺たちの子どもたちには、この国の大地を見せてやれてよかった」
「ねえ、次も女の子だと思う? それとも羽が生えた子だと思う?」
尋ねると、切れ長の瞳が優しく緩む。
「どちらでも構わない。ガイアでもウラノスでも。たとえ羽のない男児でも、幸せにしてやれる自信がある」
アスタリオンを持つ者は最も幸福なウラノスだ――先生が教えてくれた言葉が耳の奥に蘇る。
「俺さ、シリウスと出会えて、本当に幸せだよ」
素直な気持ちを口にすると、シリウスは心の底から幸せそうに笑った。
「それはこっちの台詞だよ。俺の、可愛い星」
★完★
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました😆
次のページ、少しだけあとがきがあります✨
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