やすらぎの里

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 省子は、利用者の死に立ち会う職員らに、薬物を投与されて亡くなる直前の利用者の様子を聞いたところ、皆実に晴れ晴れとした表情をしていたという。  初め、単なる薬物の影響かと彼女は思ったが、そうではないらしい。  皆口々に「生まれてきて本当に良かった」「ありがとう」と漏らしたという。
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