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気付けば私はプラグスーツを着ながら鼻歌を歌っていた。休日に予定が出来て嬉しいのか、小川さんの成長を見られるのが嬉しいのか。とにかく私の新人研修で、彼女がこれからの人生を少しでも歩きやすくなったら嬉しい。そしてその姿が、人生の迷い道半ばの私の励みになることは間違いなかった。
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体を起こしてベッドに腰かけると、目の前に右手をかざした。そこにメニュー画面が現れた。ここはサイバーファンタジー『鋼鉄の存在意義』の世界。
〈Fin〉
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