四季目線2

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食堂に行くと夕飯は既に並べられてた。 俺の準備したきんぴらごぼうや野菜の味噌汁もある。 メインはサイコロステーキ。 量もあるから男の俺でも満足できそうだ。 腹が減って一心不乱に食べていると四季がこちらを見ている。 「あの…何か?」 「いや、随分と豪快な食べ方だなと」 あっ、やばい。 いつもの調子で男食いしてた。 しとやかにしなきゃ。 あぁ、一口が小さくて食べてる気がしないぜ! 「気を使わずにその豪快な食べ方でいいよ」 と優しく微笑む四季になんだか照れてしまう。 「坊ちゃん、今日はご機嫌ですね」 カヨが笑いながらいう。 「何を馬鹿な…私はいつもと変わらない。それに坊ちゃんはやめろ!」 顔を真っ赤にしてそういう四季にドキっとしてしまう。 大体、男にドキっとする俺って一体? 四季がカッコ良すぎるのが悪いんだ。 憧れのミュージシャンであるイツキみたいになりたくて音楽やってきたんだ。 イツキが四季にどことなく似ててドキドキするだけた。
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