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食堂に行くと夕飯は既に並べられてた。
俺の準備したきんぴらごぼうや野菜の味噌汁もある。
メインはサイコロステーキ。
量もあるから男の俺でも満足できそうだ。
腹が減って一心不乱に食べていると四季がこちらを見ている。
「あの…何か?」
「いや、随分と豪快な食べ方だなと」
あっ、やばい。
いつもの調子で男食いしてた。
しとやかにしなきゃ。
あぁ、一口が小さくて食べてる気がしないぜ!
「気を使わずにその豪快な食べ方でいいよ」
と優しく微笑む四季になんだか照れてしまう。
「坊ちゃん、今日はご機嫌ですね」
カヨが笑いながらいう。
「何を馬鹿な…私はいつもと変わらない。それに坊ちゃんはやめろ!」
顔を真っ赤にしてそういう四季にドキっとしてしまう。
大体、男にドキっとする俺って一体?
四季がカッコ良すぎるのが悪いんだ。
憧れのミュージシャンであるイツキみたいになりたくて音楽やってきたんだ。
イツキが四季にどことなく似ててドキドキするだけた。
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