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ATSUKOが指差す方向には
…………ロバートが熱い視線を送っていた
“まさか…”
“だよね…”
“Joshuaよ…”
“…………”
“Joshuaって……あの?”
“うん…”
“なんだ心配したけどそういうことか…
要するにファンになったってことね…
まぁ…それでも…美兎にとっては成長よ“
とケタケタと笑った…
“でも、ちょっと遅かったわ
彼、Julieだっけ?
結婚するらしいって、もっぱらな噂だしね
ファンとしては、そりゃ寂しいわな…”
“彼は…大人だよね
私とは違う…
その噂が流れて
せっかく声をかけられたのに…
腹が立って…そっけない態度をとってしまって…
後悔してるのよ…”
“美兎がそんなに夢中になるなんて思わなかった
音楽は素晴らしいと思うし…
今度ライブにでも行こうよ
声をかけられたか~……………”
“………………?!”
“声をかけられた~!!?”
ATSUKOの雄叫びのような声がカフェテリアに響いた
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