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瞬間、頭のてっぺんから雷に打たれたような衝撃が走った。頭上に掲げたブルーシートの青色が鮮明に私の目に飛び込んできた。まさに青天の霹靂だ。
私はブルーシートをマントのようにして羽織った。そして、そのブルーシートが今からの私の行動で開かないように、左手でブルーシートの内側を掴んだ。
「あなた、露出狂になることばかり考えて露出される人のことを考えていない」
私は彼を諭すように言った。
「どれだけ不快な思いをすると思う?」
言いながら、私は右手を駆使しして制服を脱ぎ始めた。
「ん? なにやってんの?」
彼は訝しげな顔で私に尋ねてきた。
「目には目を。歯には歯を。露出狂には露出狂よ」
話をしている間に、私は、ブルーシートのマントの中で着ていた服を全て脱いだ。
「え? どういうこと?」
彼の先ほどまでのギラギラした笑顔が困惑したものに変わっていった。
「あなたが露出狂としてデビューする瞬間に、私も露出狂としてデビューしてやるわ」
「や、やめろ!」
彼が後ずさった。効いてる。今がチャンスとばかりに彼にジリジリと近づいた。
「どう、目の前に露出狂の『タマゴ』がいる気分は」
「や、やめろ!」
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