エスカルパン(舞踏会の靴)

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王子さまが衛兵の前髪を持ち上げると、おでこにはぶつけたあとがあった。 王子さまは、衛兵を捕らえさせはしなかった。 それどころか、そのおでこを見てプッと吹き出すと、こう言った。 「また会えたね!」 衛兵の顔は真っ赤になった。 気絶して倒れそうになるのを、必死でこらえたの。 それから、衛兵は・・・ ううん、シンディーは、毎晩を命ぜられました・・・ めでたしめでたし。 これが、本当のお話。 なあに? シンディーは女の子だったのかって? それって、どっちでもいいんじゃない? 愛さえあれば! 〜終わり〜
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