祖父と闇

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次の朝、ご飯を食べ時間まで各々過ごしていた。 大人も結構いるし、消えてしまっていることは無いだろうけれどそろそろ1度お線香をあげておこうと、祖父の元へ向かった。 「お、すげぇ綺麗に丸くなってる」 もう消えそうな短いお線香と、少し前に誰かがあげたであろう長めのお線香が、綺麗な丸を作っていた。 「こーいうのどこに刺すか迷うな」 (それにしても綺麗な丸ってなんか黒魔術みてぇ) 悩んで悩んで真ん中に刺した。 「あ、いた。そろそろ顔洗ったり準備始めとけよ」 「わかった」 呼びに来てくれた父と一緒にトイレの洗面台に向かい2人並んで顔を洗ったりと準備を進める。 「そういえばさっきさ、線香が丁度丸い形に刺さってたんだよね、なんか儀式とか黒魔術みたいじゃない?」 「「蘇りの儀式」」 声が揃って2人で笑った。
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