祖父と闇

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「ふぃ~、久しぶりの我が家じゃなぁ」 「…そうだね」 カポッ 「この入れ歯も久しぶりじゃなぁ」 「………そうだね」 あれからもちろん火葬は取り止め。 皆何がなんだかわからないまま、葬儀場に戻りそして家に帰ってきた。 もちろん、祖父も一緒に。 いや、いいのか? 死亡届出しちゃってるよね?? 1回病院行くべきでは??? 「母さん、これ…」 「何も言わないで」 「え?」 「今はもう何も考えたくない。明日にしましょう」 そう言った母があまりにもガチな目をしていたので、何も言えなかった。
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