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あの日から2週間たった――― あの日常磐と偶然会って、一緒にご飯を食べて、連絡先を交換して…。 ただのクラスメイトだったのに段々と仲良くなって、お互い理琉、恭と呼び合うようになっていった。 恭は、あまり人と一緒に行動するのが好きではないと思っていたし、無愛想だと思っていたけど、良く笑ってくれるし、良く話をしてくれるし、気が利くし、勉強も意外とできて僕に教えてくれるし。 …あれ?意外なんて言ったら怒られるかな。 とにかく、僕の中でいいヤツ認定になるのは時間はかからなかった。 恭はどうなんだろう。 いつも僕を構ってくれるけど…。 もうすぐ始まる学校祭。 光琉と克己は学校祭委員で朝から二人一緒に少し早く家を出てる。 同じクラスだし。 昔はあんなに一緒にいたのに、仕方ないよね…。 やっぱり、恋人同士の2人の邪魔はしたくないし、何故か2人が一緒にいるのを見たくないし…。 昔みたいにどう接して良いのかわからないし。 だから、僕は少し遅れて1人で学校に行く。 帰りだって1人で…。 玄関を開けたら靴が二足あった。 あ、今日は早いんだ。 克己も来てるのか…。 2階を上がったら―――… 「…あっ、んん、い、痛い、っん割けるからああっ…やめっ」 「光琉、…我慢して」 光琉の部屋から声がした――…。
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