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「真っ赤になっちゃって~。可愛いな~もう! でさぁ、俺が腰が痛いって言ったの、何して腰が痛くなったと思った?もしかして俺たちがエッチな事してるって思ってた?」 「だって…あんな…」 恥ずかしくてまた言い淀んでしまう。 頭の中でグルグルしながら、 だってあんな声を聞いたら誰だってそう思うだろう! 九重さんから借りた男同士のマンガでちょっとは齧った程度の知識はあるから想像するだろう? しかも僕、2人のシテるのを想像して何回か――っ!! ああ!!もう恥ずかしくて また泣きたくなる! 光琉がいたずらっ子みたいに笑って僕の顔を覗き込む。 「そっかぁ、理琉ってば意外とエッチだなぁ。」 「…っ!ちがっ「ああもう光琉!いい加減にしろよ。からかうな!理琉、全て誤解だからな!わかった?」 克己が焦ったように叫ぶ。 光琉はニヤニヤ顔から一瞬にして真顔になり、克己の右腕をバシッと叩いた。 「大体さぁ、克己がヘタレだから悪いんだぞ?最初っから言って砕けてしまえば良かったのにさぁ。もう面倒くさいから言ってしまえ!」 光琉は今度は僕に向き合って 「ねぇ、理琉、ずっと俺と克己が一緒にいて焼きもち妬いてたりした? さっき泣いたのって俺たちがエッチしてたと思ってショックだったから?…そういう事だよな?違う? 俺たち付き合ってないから遠慮はいらない。もう正直に言って?」 光琉は僕の頭を撫でながらそう言った。僕は暫く光琉を見詰め、「…うん」と、コクンと頷いた。 克己は驚いたような顔をして、僕を見てた。 「克己、ここまで言えばわかるだろう? この反応なら絶対悪くないから…な?お互いちゃんと話して。 じゃあ、あとは若い者同士で、お邪魔な俺は下に行くよ~?」 光琉は立ち上りもう一度克己に話しかけた。 「あ、克己、…わかってるよな?ここ俺の部屋。盛るような事があれば理琉の部屋でしてよ?」 光琉がそう言うと克己が真っ赤になって「しねーしっ!」って怒鳴り、光琉はケタケタ笑った。 光琉は余裕でニッコリ笑って、僕の頭をまたひと撫でして部屋を出て行った。 もしかして克己は僕の事を…と、 僕はひたすらドキドキして克己を見詰めてた。
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