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克己と告白をしあって、キスをした次の日から、朝早いけど一緒に学校へ行っている。 僕の家の門のところで毎日克己が待っていて、克己は僕の姿を見た瞬間、本当に嬉しそうに、そして照れ臭そうに笑って…。 その顔が目に入った瞬間、胸がドキドキと大きく高鳴った。 僕たちの様子を、一緒にいる光琉は若干?退き気味だけど気にしない。 そして、学校祭当日―――…。 僕たちのクラスはメイド&執事の喫茶店。 克己たち実行委員は最後の締めにダンスを披露する。 ついでに克己たちのクラスはフランクフルト一本で勝負。 僕もその方が良かったなぁ。 だって、食料の調達やら内装だとかでギリギリまでかかって大変だった。 でも、皆で頑張ったから今日の本番を迎えられた。 だから今、僕も頑張って盛り上げる為にメイド服に着替え、女子にロングヘアのカツラを着けさせられて、メイクされている。 「はい柳井くん、目開けて良いわよ!会心の出来だわ!完璧だわ!本番頑張ってね」 「う、うん。メイクありがとう」 椅子から立ち上がり、振り向くと皆が固まった。 「「「………っ!おおおお!!!」」」 一瞬、間が開いてからのどよめきに僕はビクッとなった。 「マジで可愛い!」 「似合いすぎる、女子より女子。 マジで男?」 「うわ~!めちゃくちゃかわいいじゃん!」 そんな事を言われた。 「常磐くんもめちゃくちゃかっこ良い」 「2人並んだらお似合いカップルみたい」 「2人は稼ぎ頭だからね。売上1位めざしてしっかり営業スマイルでオプションの写真撮影で稼いでよ?!」 そう言ってくる九重さんの本気度が怖い。 …目が若干血走ってない? 「店長(九重さん)殺到すると思われますので抽選か先着順かにしたらどうでしょう!?」 「よし!抽選で!」 「「「ラジャー!」」」 即断即決の九重さん。 …さすがです。 恭の執事姿は本当にかっこいい。 女子が見惚れてたし。 何故か男子は僕を見て赤くなっているが気にしない事にした。
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