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「あ、いた」
克己と光琉のクラスの出し物フランクフルトもかなりの人気みたいだった。
恭が、「じゃあな」って頭をポンポンとして僕は「ありがとう」と礼を言い、違う所に行くのを見送った。
あ、克己と目があった。
僕だと気がついたみたいだ。
僕は思わずニッコリしながら手を振ったら、凄い勢いで僕の所まで来てくれた。
「克己、休憩に入れそう?…っうわぁ!」
僕の腕を掴んだ。
「休憩入るから!これ2本貰って行く」
光琉も居て「OK!」と言って送り出してくれた。
凄い勢いで出店エリアを無言で通り過ぎ、校舎に入って、空き教室に引きずられるように入った。
何か怒るような事をしたのか、不安になった。
ドキドキしながら聞いてみる。
「―――克己…どうしたの?」
思わず克己の袖口を掴むと、克己が息を呑んで僕が掴んだ袖口を凝視した。
ごくっと克己の喉が鳴る。
そのまま僕の唇が塞がれた。
「んっ……ぅ、ん、…っ」
克己がそのまま頭を押さえつけるようにして舌を絡めてくる。
「ぅ……っ、んん……ぁふ……っ!」
「……んっ」
なんか余裕ないような感じ。
咬み付くように舌を絡めてくる。
僕も段々と気持ち良くなって息が上がる。
唇が離れる頃には克己にしがみついていないと立っていられなかった。
「ゴメン、可愛い過ぎだ~。誰にも見せたくね~。」
抱きしめながら僕の肩に顔をグリグリしてる。そんな事をする克己が可愛いって思った。
椅子に克己が座って僕は跨ぐようにそのまま対面座位で克己の上に座った。
首スジを舐められた。
優しく髪をなでられ心地良くなっていく。
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