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意地悪な顔から一変、克己は熱っぽく僕を見ながら、僕の手を取り自分の下腹部を触らせた。
一瞬ビクッとしたけれど、布越しでもしっかりとわかった大きく育ったペニス。その感触に嫌悪感はなくて、ただただ ドキドキしてしまう。
「俺のも、して?…できる?」
「―――ん」
僕はコクリと頷く。
克己にも気持ち良くなって貰いたくて、僕はたどたどしく克己のスラックスのベルトを外し、ファスナーを下げる。
あ、克己もボクサーパンツだ。
ボクサーパンツから固く大きく反り返って熱くて少し重いペニスを取り出した。
ドキドキする。だって――――…
「――僕でこんなに反応…したの?」
克己の顔がテレて赤くなっている。
「視覚がヤバい。理琉 色っぽいから…」
僕が色っぽい?どこが?
克己の方が色っぽいけど。
克己のをしっかりと見てしまった。
少し赤黒くて血管が浮きだっていた。
期待するかのように勃起してピクピクしてる。
羞恥心も薄れ克己のペニスの裏筋をツゥーっと根元から先まで触り、上下に扱いていく。
と、同時に克己も休めていた僕のをスカートから出して扱いていく。
「あ……ん…っ」
気持ち良い。
気持ち良くしたい。
克己の息が荒くなり、先走りが出てヌルヌルしてきた。僕も。
「んっ……理琉、気持ちいいよ」
ほら、色っぽい顔してる…。
ドキドキが止まらない―――…
先端をグリグリするたびに、密かに吐息を漏らす克己が、色っぽい。僕を見る強い視線に腰が震える。視線で犯されてるみたいでゾクゾクする。
赤く色づく目元も、
その顔も誰にも見せないで……。
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