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36
あれから僕たちは予定通り抜け出して、僕はドキドキしながら克己の家に来た―――――…。
「……ね、本当に、するの?」
と、ベッドに組み敷かれドキドキしながら聞いてからどれくらいたっただろう……。
「あっ……、っ…ん……」
「理琉、声……我慢するなよ……っ、聞かせて」
克己の甘い声。
克己も息が乱れてる。
2人全裸になりながらベッドでどれくらいの間克己の指が、僕の後孔を行き来しただろう。
―――卑猥な音を立てながら。
少しだけ頬を上気させてベッドに沈む僕を見下ろしてくる克己にドキドキする。
「理琉、ここ気持ち良い?」
耳にキスを落としながら囁く克己の掠れたような声にゾクゾクする。
「……っあ、ん、気持ち良い…」
そして訳のわからなくなる所を執拗に指で突いて、擦ってくる。
「ここが理琉の良い場所。いっぱい擦ってあげるから」
「いっ、や…ダメ、も、そこっ…あんっ…」
こんなのはじめてなのに、擦られたソコが気持ち良過ぎて、射精感を少しでも抑えようと、僕は力を込めて両手でシーツを握りしめていた。
絶えず透明な液を零す僕のモノを見下ろしながら、克己の顔が近付いてきて、唇が重ねられる。
チュ、チュ、と軽くキスを繰り返しながら、今度は深く舌を絡ませてきた。
気持ち良すぎる。
克己の指がまた遠慮なくそこを撫でて、突いて、かき回す。
克己が僕のぺニスを口に入れた。
飲み込まれていく感触に、思わず腰が震える。
先をキュッと吸われ、イキそうになる。
「や…ダメ…っ、克己……っも……ッ出ちゃう……っ、イくから……っ!」
ほぼ嬌声に近い声でそう言って克己を引き剥がそうと頭を掴んだ。
「良いよ、このままイケよ」
一旦離してニヤリと笑いまた口の中に含まれた。
「あ、イクッ、…出ちゃう、克己―――っ…」
克己を引き剥がそうと力を込めようとした瞬間、奥まで吸われ、飲み込まれた。
僕は腰を突き出し思わずその手で頭を押さえて、克己の口の中に白濁を吐き出してしまった。
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