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一緒にいる克己と、会話はとぎれがちになった。克己はスマホを弄ってるし。 僕と一緒は退屈なのかも。 何故か胸がチクっと痛む。   僕なんかじゃなくて光琉と一緒だったらスマホ弄ったりしないよね。きっと。 隣に立ってるのが申し訳なくて、僕はポツリと言葉にしてしまった。 「隣、僕でごめんね…」 ガヤガヤした店内でポツリとこぼした言葉は、克己の耳に入ったみたいで、驚いたように僕を凝視した。 「な、なんだよ、それ」 「だって克己は光琉となら楽しそうだし…僕とはつまんないんでしょ?だから、スマホ弄ってるんでしょ?」 「え? あ、ごめん、理琉……。そんなつもりはなかった」 しまった!つい言ってしまった。 克己は慌ててスマホをポケットにしまった。 「僕こそごめん…。ちょっと拗ねただけ、ごめん…。」 なんか気不味い沈黙が続いてしまった。 精神的にクルんだけど。 なんのバツゲームなんだよ? 光琉、早く来ないかな。 また、ため息が出そうになった。 「お待たせ~、あれ?まだ?」 光琉が戻りひと安心した。 「うん、もう少しで開くよ」 光琉が戻り入れ替りに僕は 「あ、あの、僕もトイレ行って良い?開いたら先に入ってて」 「ああ、1人で行けるか?大丈夫か?」 克己の言葉に僕は少しムッとしながら 「小学生じゃないから大丈夫!」 そう言って列から離れた。 失礼なヤツだ。
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