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煌太は可愛い顔してるけど口は悪かった。が、周りの皆と直ぐに仲良くなっていった。
( 社交的で、口が悪いのは今もだが。)
それでも煌太の1番の親友はオレだったと思う。
オレたちは毎日のように一緒に過ごしてた。小学校に上がった時も変わらなかった。当たり前のように登下校は必ず一緒だった。
煌太は意外にも寂しがり屋だった。
煌太の家は母親しかいなくて
夜も仕事でいつも一人で留守番をしていた。
オレが『オレの家に来いよ』と言った時、凄くうれしそうだった。
それ以来、良く泊まりに来て遊んだり、勉強したり、とにかく一緒に居るのは当たり前になっていた。
気が付けば自分の中で、煌太への思いは執着と独占欲もプラスされていた。
自分だけを見て欲しいと切に願っていた。
煌太は知らないだろうな…。
12歳の頃、プールに行ってお前の水着姿を見た日。
オレはお前の色白な肌や、ピンクの乳首の裸の夢を見て、はじめて夢精したこと。
多少の罪悪感はあったが、
それ以来“ おかず ”はお前だった。
今思えばませたガキだったかもな。
性別関係なく
好きな人に触られたいし、触れたい。満たされたい。
煌太に触れたいと思った。
煌太に触られたいと思った。
ずっと、そう思っていた。
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