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Ⅳ.冷たさと温もりの中で
わたしは人殺しを生業にしている。
指示通りに人を殺す。子供だろうと女だろうと殺す。善も悪も関係ない。生かしたいかどうかも、関係ない。
ただ、命令通りに指示された人物を確実に殺すだけ。
ターゲットは所謂、裏社会の人間であったり、なにかしら後ろ暗い貴族が多い。依頼者について知らされることは基本的にないけれど、大体その手の関係者だ。真っ白な人間がうちに依頼などしてこない。
シャルの件は珍しい依頼だった。そもそもシャル自体イレギュラーだったんだから。仕方ない。
まぁシャルのことは置いておいて――
「ぜんっぜん可愛くない。なんですかこれ」
不服そうに鏡を確認するシャルが、案の定きゃんきゃんと甲高い声で文句を言う。
「だから来なくていいって言ったじゃんか……。いいから待っててよ……」
予想通りの展開に、わたしはこの先も不安になる。あまり他人に対して苛立つこともなかったが、彼女に対しては最近思うことが増えた。
「嫌ですよ! あんなところに可愛くてか弱い私が一人で長期間お留守番なんて」
シャルの自信過剰な自信は時に羨ましくもなる。
……さて。今回の任務は結構珍しい部類だ。
「軍服って格好つけているだけで実際は動きづらいですし、なによりださいし……まったくセンスないですよね」
シャルが溜め息をついたところで小さな地響きがした。話は逸れるが、わたしはシャルのひらひらした普段着よりは軍服の方が動きやすくて好きだ。
今わたしたちがいるこの街は戦争地帯からほど近い。かつては物流拠点として多くの人間で賑わっていたらしいが、今はまっさきに他国のターゲットになった。
人が大勢行き交い、高級車も走っていたらしい道路はあちこちが割れ、今でも赤黒い染みがあちこちにこびりついたまま。生々しい廃墟。
わたしたちは捨てられたデパートの四階から戦地を眺めている。街が完全に破壊される前に撤退してくれてよかった。建物もなくなった状態だったら、わたしたちのスタートももっと後ろからになっていたはずだからだ。
「うちが嫌ならここで待っててよ。地下も無事だったしさ」
敵もなく物資もないこの街ならしばらくは安全だろう。
わたしは優しさのつもりで提案したのだが、双眼鏡を外したシャルの顔は心底嫌そうな顔だった。どうして?
「ここまで来て何を言ってるんです? 先輩を盾にするのが一番安全じゃないですか」
ひどいやつだ。君は悪魔の転生者かなにかか。
遠くの雪野原をシャルが双眼鏡を通して見る。綺麗な平原だが……。
「地雷だって先輩が歩いた後進めばヘーキですからね」
置いていこうかな……。
「安心してください。地雷で足だけが吹っ飛んだ時は私が殺してあげますから」
「間違ってないけど……もっと別の言い方あるんじゃない……?」
殺し屋に依頼するやつなんてどうしようもないろくでなしばかり。しかし、利用できるものは政治にすら利用しようとするクズもいる。
そう、国際関係の依頼。要人の暗殺がメインとなるが、通常は街中の話。今回は特例だろう。
相手国の参謀がこの先にいるらしく、そいつを始末してこいという依頼だった。
「初めて見ますよ、戦争なんて。もちろん情報としては知ってましたけど。意外とこじんまりとしてるんですね」
今回は隣国同士の小競り合いみたいなものだ。どちらも大国のような兵器は有していないので派手さはない。
なによりも何でもかんでも破壊というのは時代遅れだそうだ。世の情勢というやつらしい。わたしにはよくわからないけど、戦争でも儲かる人はいる。わたしたちも。
「戦争もビジネスな時代ですかー。ここに住んでいた人たちからしたらくそ迷惑ですね」
「えっ、そんな汚い言葉どこで覚えたの?」
「失礼しました。初めて見る光景でテンション上がっちゃいましたね」
わたしの言葉遣いじゃないよね……? わたしには教養がない。でも、そこまで汚い言葉使いをしているつもりもない。
「自分で着るのは嫌ですけど、先輩が着ると軍服もかっこいい気がしなくもありません」
シャルが双眼鏡から目を離し、どことなく歯切れの悪い感じでわたしを見る。
「おかしいなー、私の中のイメージではもっと似合っていたはずなんですが……」
普段からどんなイメージしてんの。ブツブツとシャルは肩幅がとか袖口がとか独り言を並べる。無視しよう。
「どうせ近くで敵に遭遇したら似合う似合わない関係なくバレるからいいんだよ」
遠目でごまかせればいい。……でもシャルはどうしても浮くと思うんだ。
キレイな金色の髪を帽子の中にしまっても、おしとやかなお嬢様イメージが漏れている。実際におしとやかかはともかくとして。
「やっぱりシャルはここに……」
「はいはい、しつこい人は嫌われちゃいますよ」
言ってもムダみたいだ。
シャルに偵察は任せ、わたしは武器の確認をする。いつもと服装もちがうことながら、なによりも使用する武器だってちがうのだ。
銃くらい何を使っても一緒だろと思われるかもしれないが、この近辺で使用されていない銃を持っているやつがいたら普通に怪しい。
今回のターゲットは一人だけれど、当然司令塔にあたる重要な人物。こっそり一人ぼっちで歩いてくれるわけもなく、邪魔者は全て排除して良しとのことだった。真正面からいけば一個師団は相手にしなければならない相手だ。
どうしてこんな無茶な依頼を受けたんだろう……。わたし、何度死ねばいいのかな。本当に頭がおかしくなる話だよ。
戦場の利点は死体が足元に転がっていても気にならないことくらい。
「一応もらった情報によると、もう少し北にある古い別荘地帯を拠点としているみたいです。本人は戦場に出ることなく高みの見物らしいですよ」
偵察に飽きたシャルが隣に寄ってくる。ほっぺたがくっつくと温かい。
「別荘ね……少しでもあったかければいいんだけど」
◆ ◆ ◆
山間部の春の訪れはまだ遠く……つまるところ寒い!
私は動きやすさを無視して軍服の中にセーターを着込み、コートを羽織る……けど寒い。もう指先の感覚なんてとうの昔に消えた。
「なんですかこれ。こんなんじゃ私が凍死しちゃいますけど!?」
「だから待っててって言ったのに……」
先輩の呆れた声がする。何でこの人は平気なの? 五感は普通にあるんじゃないの?
「絶対に寒いから待てという意味じゃなかったですから!」
吹雪とまでとはいかなくても、視界は十分悪く、私は爪を食い込ませる勢いで先輩の腕を掴んでいる。
「ちょっとは大変な任務と思っていましたけど、違う……こんなところで大変と思っていたわけじゃないんです……」
「……そんなに寒いならわたしの血液で……」
「そうゆう趣味はないんで!」
マスクで顔を覆っていても鼻の感覚がない……。足も今切り落とされても気づかないかもしれない。
「先輩って凍死したら、溶けないと生き返らないんですよね」
「だからシャルが死んじゃったら困るよ」
私も私がこんなところで死んじゃうのはごめんです。
喋り続けることで私は正気を保ち、協力者が事前に用意していたという別荘地のはずれにある山小屋まで歩き続けたのでした。嘘です。歩き続けたのは先輩だけで、途中から私は抱えられていました。
「大丈夫。凍傷にはなってないよ。靴下いっぱいはいといてよかったね」
事前に用意した山小屋と言っても、こっそり床下に必要なものを移動しただけで壊れた屋根や壁が修復されているわけでもなく、戦地で火を焚くわけにいかないのでとにかく寒い。
「シャル、バーナーあるよ。これで雪溶かしてお湯にしようよ」
「……今日ほど先輩が頼もしく見えることないです」
「地図も入ってたから、あっためている間に見といて」
ターゲットはここからさらに山の上……。
この、地図のあちこちにある赤い印はトラップですか、敵配置ですか。真っ赤ですが。
「どうするんですか、こんなにしっかり固められて」
「うーん。全部殺す」
……そうでした、バカでした。この人。的確に殺していく姿は一見頭脳派に見えますが脳筋なんですよね。
私がマフィアに誘拐された時も組織を壊滅させていましたね。
のんきな先輩は取り出した爆弾を火の元に置く。
「何してるんですか!」
「今日は元気だね」
そりゃ火の横に爆弾を置かれれば俊敏に対処しますよ。
「山の中なら対人戦だから。安心して」
安心してと言われましても……。
「大丈夫、爆発で死ぬのって刺されて死ぬより苦しくないから。一瞬で死ぬから」
自分が爆弾になればの間違いでは?
「夜になったら向こうの退路を爆破していくから、シャルはここに隠れてて。さすがに近くにいたら巻き込んじゃうから」
先輩の分際で、私をあやすように帽子の上から頭を撫でてくる。
「私が死にきれていない時はよろしくね」
先輩は早い段階で出かけて行きました。
何か所か爆弾を分けて置いとくそうです。それくらいなら手伝うと申し出ても拒否された。射撃されたら一発アウト。無茶は先輩にしかできないと分かっていても、真っ暗闇の中、一人で息をひそめるのは退屈でした。
外から人の気配を感じさせないように、ガラスのなくなった窓から先輩の花火を待機中。
「…………」
遠くが赤く光るとほぼ同時にこちらまで振動が伝わってきて、そして頭の上に大量の埃が降ってきた……。私服でなくて正解だったかも。
想像していたよりも大きな爆発で、数発続いた後から人の気配を感じるようになった。
きっと「敵襲だ」と台本通りのセリフが叫ばれていることでしょう。
「大丈夫かな。先輩」
地響きは何度も続く。慌ただしい気配にもだんだんと焦りが混じってきている。これだけ大掛かりで大胆なことをまさか一人の小娘がしているなんて相手も思っていまい。
敵が見つからず仲間の死体ばかり量産されては訓練された兵隊さんたちもさぞ不安でしょう。
しばらく定期的な爆発が続いた後からは突発的な小さな火が上がる。おそらく先輩は次の段階に進んでいる。私はもう追いかけられない。もしここで先輩が捕まってしまったら……その時は帰って報告を入れなきゃいけない。でも、手のひら返しちゃうかも。
はぁ……寒い。戦場と距離があると言っても下手に動くわけにはいかない。今度こそ凍傷になったら嫌だなぁ。先輩早く帰ってきて。
◆ ◆ ◆
今回は参謀役を殺すことがメインの仕事であって、マスクに帽子姿という顔を多少見られた程度では皆殺しをしなくていい。守りの硬さにはちょっと嫌になるが気楽な方だった。
死んだ方が楽な状態はあっても、基本死にたくはない。……いや、死ねるのなら死にたい。永遠に眠れるのであれば。痛みを繰り返したくない。飽き飽きするくらいに痛みを知ってきた。
だから、というわけじゃないけどわたしは相手を苦しませる趣味もない。的確に確実に素早く殺す。ここは木が多いからナイフの方が役に立つ。防寒対策がとられた服は邪魔くさいので顔を狙う。……もしかしたらすぐに死ねないかもしれない。
いつもより重たい軍用サバイバルナイフは血をよく弾く。滑りにくくていい。
「早く」
こんな寒いところから帰ろう。
気がつけば辺りの雪は真っ赤に染まっていた。焦って派手に殺り過ぎたかな。ナイフは綺麗でも服は血肉で汚れている。戻った時にまたシャルに怒られる。
山の奥地にある目的地よりもさらに奥。
基地に使われていた別荘はもぬけの殻だった。火を使っていたにおいは残ってたから、危険を察知して移動を開始したのだろう。今日が雪でなくてよかった。痕跡はすぐには消えない。
「……いた」
わたしの視力はいい方だと姉さまに言われたことがある。ターゲットの他に護衛は四人。狙撃手もいるだろうけど合流が一番面倒くさい。
そんな理由をつけてわたしは手榴弾を投げ、爆発するとほぼ同時に一番動きの早そうな男の胸を刺した。続いて左手に握っていた銃で的が大きい男の額を撃ち抜く。
そしてそのまま引き抜いたナイフでターゲットの首を分厚い布ごとかききった。あっという間に任務は達成。あとはこの場をおさめればいいのだが、いまさら遠くから抜けてきた銃弾がわたしの左肩を貫通した。
「おい、女だぞ!」
生き残りの護衛A君が一瞬驚いた声を上げ、それでも迷いなく右腕を斬りにかかってきた。
くそ、どうせなら首をやってくれ。
中途半端にされる方がきつい。わたしがガタイのいい男なら間違いなく殺してくるくせに。
狙撃二発目。こちらもわたしを殺す気はないようで太ももを撃ち抜いてくる。
「お前、仲間はどこだ?」
死ぬか、いやその間に運ばれでもするとまずい。
「おい、答えろ」
開かぬ口に痺れを切らした男がわたしのマスクを剥ぐ。
なんて丁寧なことをしてくれるのか。きっとルールの決められた戦いしかしてこなかったんだろう。
気持ち悪いと言ってはいられまい。
わたしは男の無防備な頬を思い切り噛む。即効性の毒だ。わたしは耐性がついているけど、これ痛いんだよね。肉が溶けていく、なんとも性格の悪い毒。……作ったやつ、ほんとに性格悪いんだけど。
「うああああああ……!? な、あっ……?」
男は喉と頭を片手ずつ抑えて膝をつく。少量だから死なないかもしれない。でもわたし相手に戦えはしないだろう。
「大尉!」
もう一人の護衛はまだ若い。わたしから視線を離す。
狙撃がなければこいつも殺す。今は……逃げよう。顔を見られてはしまったが蘇生するところは見せていない。怒られるのは嫌だけれど……帰ろう。今は帰ろう。シャル。
ターゲットは殺した。目的だけなら達成した。だから帰ろう。
アドレナリンと訓練のおかげで痛みはさほど気にならない。応援が来る前に、シャルのところへ帰ろう。
……どうしてこの仕事がわたしのところに来たんだ。対軍戦なら他にプロがいる。姉さまはなにを考えて……。
頭痛がする。考えるのはわたしの仕事じゃない。
わたしは言われたものを殺せばいい。殺していれば普通でいられる。……シャルに言ったらこんなの普通じゃないって言われるかもしれない。
一瞬意識が過去に飛ぶ。
何故わたしは死にきれないのだろう。ここで雪に埋もれたらいつまで死んでいられるのか。
「シャル……」
君はどうしてわたしに殺されたいと言うのか。
君は普通に生きられるのに。
◆ ◆ ◆
無線は傍受される可能性と、居場所がバレる可能性があったため、私たちはお互いの状況を確認する手段がない。しかし、外の騒がしさからある程度のことは分かった。
じっとしているせいで指先が千切れそうに痛い。痛みがあるうちはまだいいのかもしれない……。このままこんなところにいたら痛みすら感じられないようになってしまうかもしれない。
「……先輩なにをもたもたしてるんですか」
独り言がこぼれても問題ないくらい私の周りは静かだったけれど、爆発が遠くなるにつれ人の気配が近づいてくる。私は痕跡を消すように部屋の中を元通りに片付ける。寒い。火もお湯も使えなくなるから本当に時間との勝負になってしまった。
戦争もないどころか、通り魔もなく、空き巣もめったに来ないような平和な高級住宅街で生まれ育った私。飢えることも、凍えることも知らなかった。それでも毎日死んだような……まるで生きた心地のしない生活。
あの日、私の運命は変わった。
人の死に触れ……そして……。
ザクッザクッ。
近くで雪を踏む足音がして現実に還る。身を縮めて息を殺す。
先輩じゃ……ない!
今更動くことはできない。私はひたすら空気を演じ、神経を外の音へと向ける。
細かい単語までは聞き取れないけど、男二人が周辺のパトロールをしており、「小屋がある」「オレが見てくるよ」と話していた。……なんてこと。
今から死体のふりをするのも難しい。
「誰かいるのか!?」
異国の言葉が扉を開く。私は影になるところにいましたけど……もちろんすぐ見つかるわけで……。
「仲間はどこにいる?」
銃口を向けられることにも慣れました。しかし、いつも先輩がいたから安心できたのです。私一人ではプロの軍人には勝てないでしょう。
「助けてください」
時間を稼ごうと彼らには分からないであろう国の言葉で助けをこう。あいにく私が女で、その上可愛いから男は一瞬考えただろう。
「おい! 軍曹は入ってくるな! 東側の偵察でもしてろ!」
外へいた仲間へ指示を出す。
……これはまずい。
私が可愛いばかりに……。
ふと気持ちがスッと冷却されていった。この感覚には覚えがある。
ズボンのベルトを外し、ニヤニヤしたクソみたいな顔が近づいてくる。
一緒。一緒だ。
あの時と一緒。
袖口に隠していたナイフを握り締める。
相手が油断して私に触れた時、首を刺してやる……!
上着の上からでは心臓まで届かないかもしれない。顔は頭蓋骨でズレるかもしれない。
私はとても冷静で、目の前の獣を生ゴミのように感じていた。恐怖もない。私はただ生きるだけの人形――
ダッダッダッと勢いよく走る音がして、私に温度が戻る。何も確認できないうちに、目の前の男が横に倒れた。
「先輩!!!!」
先輩が投げたナイフが男の延髄を突き刺している。
「シャル……よかった無事で……」
「先輩! 外にも人が……」
「あぁ、あれ。殺したよ。今は上が騒がしいから……大丈夫じゃないかな……」
立ち止まってしまった先輩に駆け寄る。肩も太ももも撃たれ、さらには右腕は折れており、左手も先がない。
どうやってナイフ投げたんですか……?
「どうして……降りたら一度物陰で死ねばよかったじゃないですか!」
「痛い……揺さぶったら痛い……」
呼吸が浅い。
「ごめんね……」
折れた腕と切れた腕が私を抱くように回される。
「よかったよ。無事で」
先輩の足から力が抜け、慌てて私が支える。誰の血か分からないのもたくさん。……気持ち悪いと思う余裕が今の私にはなかった。
「先輩、今すぐ楽に、」
「いい」
「でも!」
「一旦もう死ぬのは分かるから……。シャルにはこのままでいてほしい……」
私はマスクを外し、先輩の頬に汚れていない私の頬を寄せる。
「温かいですね」
答えは返ってこない。
先輩の死を見るのは初めてじゃない。
身体が冷たくなって、そして急に血液が全身を駆け巡るように温かくなる。
死に、そして生き返る。
この瞬間を生きていると言わずして、何が生きているのか。
鼓動が戻る身体を力いっぱい抱き締め、私は生を全身で感じる。
「先輩、やっぱり好きです」
手放さない。大好き。ほんとに大好き。
「温かい……」
「……わたしは寒い……」
空気の読めないところは愛嬌ということにしてあげましょう。
先輩は私に自分を殺させようとしない。
私はあの日のこと、忘れないですよ。
自分で殺した人が、自分の中で生き返る快感。
「シャル、帰ろう」
「はい!」
最期まで、私はあなたについていきますから。
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