弐 やりたい事

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「今から病院か。学校は」 「……お兄ちゃんからすぐ持ってきてって荷物頼まれて。だから」 本当は学校には間に合ったはずだし、頼まれた荷物はすぐじゃなくても良かったんだけれど言い訳がましくそう言った。 玉じいはそれに気がついているのかいないのか、困ったように眉を下げると「気をつけてな」とぐしゃぐしゃにした私の髪を撫でた。
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