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頭を抱えてガックリと肩を落とす。そして
とぼとぼと、1人。家に帰る。
「あぁ…」
家に帰って、リビングのソファで
のめり込むように寝転び、再びうなだれる僕…
谷澤 誠一。高校2年 17歳。
プロフィールに【備考】があれば
意気地無し、と書くだろう。
そしてこれを見た人間は全員。
大いに納得するだろう。
「はぁーあ…」
この家の酸素を十分に吸い込んで
十分に二酸化炭素へと変化した
大きすぎるため息の行き先は…
ここ。
僕の…胸だ。
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