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【なにそれ?笑】
すぐにそう返信するが、
それから彼女からのメッセージは
1時間待ってもこなかった。
彼女がなぜ、あんな不可解な画像をいきなり
送ってきたのかは分からない。
分からないままだったが、僕はとりあえず
リビングで朝食を摂る事にした。
「はい、どーぞ」
よりによって、母が作った朝食は目玉焼き。
真っ黄色の黄身が僕を見ていた。
それはまるでいつもいつも
「す」の続きを言葉にしない僕を
見つめる彼女の瞳を彷彿とさせた。
そんなものを彷彿とさせておいて
大変忍びないが僕は目玉焼きに
ゆっくりと醤油をかけた。
はっ……!
その時だった。
僕は、ある出来事を思い出した。
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