あとがき その3「歴史の一貫性」

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 「皇室」が存在しているからこそ「日の本は建国以来歴史が途絶えていない」と言えるのであり、「日本の歴史」は一貫性を持ちうる。  その一貫性を担保しているのは、「皇室」の存在そのものに他ならず、故に「皇室」は神道のみならず国の歴史の根幹も担っていると言える。私はそう考える。    共有され育まれてきた文化や風土、言語、そして続いてきた歴史。それらは本来、日本人としてのアイデンティティを形作るものであり、「日本人が何故に日本人であるか」その根幹を「皇室」が担っていると言っても、何の差支えも無いであろう。    日本列島という国土のみならず、民族・言語・歴史・風土・文化…それら全てが今日に至るまでの「日の本」を成すものであり、全ての日本人が本来共有している筈のものである。  その「日の本」の象徴として、その頂点に天皇陛下が君臨している。  日本国憲法をどう解釈すべきか、そんな定義など知らないが、「天皇が日本の象徴」であるというのは、そういうことではないのか。だからこそ「天皇・皇室」は尊い…ということではないのだろうか。私はそう考えるが、如何なものだろうか。
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