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だからといって、今現在において「朝鮮学校」を肯定出来るか…と言われれば
「存在そのものを否定する気にはならないが、その有り様には賛成出来ない」、といったところか。
まず「無償化」には賛成出来ないし、する気もしない。
現況の朝鮮学校は学校教育法の区分において「各種学校」であり、学校教育法第1条に規定される学校、つまり「一条校」ではない。謂わば専門学校や学習塾と同じ位置付けだ。
無償化をどうしても求めたいのであれば、まず規定されたカリキュラムを満たし、公の性質を持つ学校として一条校の認可を受けるべきであるし、それ故に教員も日本のそれに従い、教員免許を取得した者を置かねばならない。
これは自分達の望む自由なカリキュラムに拘るか、補助或いは無償化を望むなら教育法の規定に従うか、その選択なのであって、条件を満たさないまま日本国に「学費を負担せよ」というのは、見当違い甚だしい我儘な要求と言わざるを得ない。まして「差別」という言葉はこれには当てはまらない。
もし一条校としての規定を十二分に満たしているにも関わらず、「朝鮮学校だから」という理由だけで認可を跳ね除けられるならば、その時初めて「差別」と言えるのだ。朝鮮学校はそれではない。
ちなみに昔、我が実家にも「朝鮮学校無償化の署名」の用紙が届いた事がある。父は受け取りはしたが返事はせず、署名する事もなかった。父の胸の内はどうあれ、私は父の対処は正しかったと思う。
また、自前の運動場が無い(もしくは狭い)からといって、余所の公園等を許可無く勝手に使用するなどという行為はいただけない。
ルールを守る、常識的な行動を自ら心掛ける、というのは「学校」の名を掲げるならば当然の事であるし、権利を求めるのならば尚の事だろう。
とはいえ、朝鮮学校という「最も弱く安全な相手」に対して、校門蹴りながら怒鳴り散らす「恥ずかしい程に勇ましいネトウヨ」には、何の共感もしないが。
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