ヤサイスクナメニンニクアブラマシマシ

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 晩飯のマルちゃん正麺醤油味を食ってから、俺のハルは腕を組んだまま2つ並んだゲージを眺めてる。時々「はぁん」とか「ほー」とか呟きつつ。 「面白い?」  シャワーを浴びて戻ってきても、その前と同じところでゲージを覗き込んでた。 「おん。俺、ハムスター飼ったことあれへんから、何やこう新鮮やな」  ゲージの中には、さっきお迎えした俺たちの愛の結晶ならぬジャンガリアンハムスター。そしてそれを眺める最愛のジャンガリアンハムスター、っていう幸福に満ちた光景が今ここに。 「ほんでも、何でここなん。リビングとかの方が良ぉないか?」 「うちに来る人もまあまあいるし、落ち着かないかなって。ちっちゃい分ストレスに弱いし」 「なるほど、イッセイの優しさっちゅうわけや」 「だしさ、寝る前に見てたら癒されるじゃん」 「あー、そらそやな」  そんなわけでここはベッドルーム。久しぶりのハムスター導入で癒し空間完成。  ハルはまた黙ってハムスターたちを見つめる。 「……何で一緒にしたらんねや? 遊び相手欲しいんちゃう?」
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