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私が担当することになったのは、高校三年生の布川大翔君。サッカー部だけど、足を骨折して入院している。
将来Jリーガーになるのが夢らしい。本人から直接聞いたわけではなく、美桜から又聞きしたのだ。
なんだか普段から目を合わせてくれないんだよね~。嫌われてるのかな?
「え……全部脱ぐんですか?」
怯えた表情で大翔君が聞く。
「当り前じゃん。そうでなきゃ、洗えないよ」
「でも……恥ずかしいです」
「大丈夫だよ、私たちは見慣れてるから何とも思わないし」
何とも思わないというのは嘘である。少なくとも、私は。
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