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「それすらエr」 なにやらほざく筧に、すかさず腰に膝蹴りを食らわせたのだった。 性欲魔は黙ってろ! 「会長と副会長がお戯れになってるわ!」 「ほんと、あんな会長の姿を引き出せるなんて、副会長のあの方くらいしか──」 「ねぇちょっと、変な噂されてるからやめて」 「はは、自分が蹴ってきたんじゃん」 そう言って軽々と避けて逃げる筧に、私はカチンと頭にくる。 する時に舌噛んでやろうかしら! なんて思っていても。 「……ん、ふ」 「もっと、リア」 「むり、……あ、」 人間の舌を噛むなんて怖いこと、ビビりな私には出来なくて。 生徒会室の隣にある備品室の中で私たちはいつものように蜜事をする。 頬に当てられる指先が柔らかく頬を撫でてから首元へと降りていく。 ぞわりとした感覚に肩が跳ねると、くっつけたままの筧の唇が弧を描いたのを感じた。
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