9人が本棚に入れています
本棚に追加
「そろそろエントリー締め切りでーす」
ココの管理者らしき者が声を張り上げる。
それと同時に川口さんが滑り込んできた。
「ふぅ…。なんとか間に合ったぜ」
キメ顔で登場する川口さん。
「おぉ、川口さん!今回は衣装にも気合い入ってますなぁ!」と男が寄って来た。
「あ、都築さん。お久しぶりです」川口さんは男に会釈する。
「ははっ。前回は締め切りに間に合わず、不参加でしたからね」と都築と呼ばれる男は笑う。
「あぁ、あなたが都築さん!前々回は女性でしたよね!とても魅力的な!」
「そうです!私の事をご存じでしたか!光栄です!」
鈴木さんと都築さんは握手を交わす。
「うわー!間に合わないかと思った!」と田島Cが飛んで来た。
田島Cはとても可愛い小さな妖精だった。
「大変!田島さん、はみ出てるよ!」
「ええっ!……本当だ!どうしよう!」
田島Cはきっと参加する寸前に何か修正をしたのだろう。
数文字、オーバーしている。
「はい!27時59分59秒を過ぎましたので、締め切らさせて頂きます!この時間をもって辞退もご遠慮下さい!お疲れ様でした!結果をお楽しみに!」
エブリスタの妄想コンテスト会場での作品たちでした。
(妄想コンテストは100字以上8,000字以下が条件)
最初のコメントを投稿しよう!