パーティ会場にて

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「そろそろエントリー締め切りでーす」  ココの管理者らしき者が声を張り上げる。  それと同時に川口さんが滑り込んできた。 「ふぅ…。なんとか間に合ったぜ」  キメ顔で登場する川口さん。 「おぉ、川口さん!今回は衣装にも気合い入ってますなぁ!」と男が寄って来た。 「あ、都築さん。お久しぶりです」川口さんは男に会釈する。 「ははっ。前回は締め切りに間に合わず、不参加でしたからね」と都築と呼ばれる男は笑う。 「あぁ、あなたが都築さん!前々回は女性でしたよね!とても魅力的な!」 「そうです!私の事をご存じでしたか!光栄です!」  鈴木さんと都築さんは握手を交わす。 「うわー!間に合わないかと思った!」と田島が飛んで来た。  田島Cはとても可愛い小さな妖精だった。 「大変!田島さん、はみ出てるよ!」 「ええっ!……本当だ!どうしよう!」  田島Cはきっと参加する寸前に何か修正をしたのだろう。  、オーバーしている。 「はい!27時59分59秒を過ぎましたので、締め切らさせて頂きます!この時間をもって辞退もご遠慮下さい!お疲れ様でした!結果をお楽しみに!」  エブリスタの妄想コンテスト会場での作品たちでした。  (妄想コンテストは100字以上8,000字以下が条件)
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