見えない壁

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彼は自分の傷を見られて、心が病んでいると思われ、病院を紹介してもらった、 相談しようと思い、あるがままに話をした。 妄想に囚われていると概ね伝えると、 彼が精神的におかしいことに先生は気づいた。 彼も先生も変な診断はしてないし、 言ってない、ただ、彼が変な奴の特徴に似ていて、 表情に乏しい性格のせいで理解されず、 入院したが、受け入れてなかった、 彼は父を信じて、会うチャンスを伺っていた。 こんな筈はない。 彼は「アホは偉い奴の言う事を聞いてたらいい。」と言われて電話も許されず、強い心も、 薬の影響で折れかけていた。 つまり合理的に人権侵害に被っていた。 彼にとっては父と会うのが唯一の救いになる筈だった。
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