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そこでノフィンが言う。
「ごめんね明日香ちゃん、彼女に悪気は無いんだちょっと人より愛想が悪いだけで…」
ゴチンッ!チイチイがノフィンを殴る。
「明日香、シエリちゃんは発達障害なんよ。やから人との接し方もちょっと独特やからそこは堪忍したって」
チイチイはノフィンの代わりに説明した。
と言うわけで短期間だがシエリがメイド隊員に加わった。
なお教育係は琴奈が勤めるが………。
「いやあああぁこの子無理いいぃ!!」
琴奈が泣きついてきた。
「どうしたどうした?」
トーマと明日香が駆け寄る。
「あの子ちょっと怒ったら抵抗するし暴れるしやだあぁぁぁぁ!!」
ーーそしてそして。
「それで私ですか…」
のぞのぞに頼る事にした明日香達。
琴奈じゃ無理と言うので。
なおシエリは図書室で本を読んでいた。
くるシュカも彼女には近寄りにくいようでオロオロしていた。
「見せ物じゃないのよくるシュカ」
「あ、すみませんのぞのぞ先輩…」
「貴女達だって興味本位に見られたら嫌でしょう?良い子だからあっち行ってなさい」
「わかりました、行こうシュカシュカ」
「わかりましたぁ…」
くるシュカはのぞのぞに背を向けて歩く。
(さて…)
のぞのぞが図書室に入る。
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