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メイド隊員は災害用品を多数作るのにラインで生産することになっていた。
「ここ最近は災害が危惧されているからうちも沢山生産した方が良いと言う事で作ることにしたわ、単純作業だけど地道な作業にはなるから気合い入れてね!」
「「はいっ!」」
朝礼、まりりんの演説が終わり隊員の元気な掛け声が響く。
「久しぶりねシエリちゃんとこうして隣りで仕事をするのは」そこに現れたのは海江琴奈。一話で教育を投げ出した教育係の琴奈だった。
シエリは琴奈を見た途端視線を逸らし逃げようとする。
「逃げる事ないでしょう?」
琴奈はシエリの襟をムンズっと掴む。
「ご、ごめんなさい…」
視線を泳がせながら必死に対応しようとするシエリ。
「無理に合わせようとしなくて良いわ、たまたま隣り同士になっただけって事だし、一緒に頑張りましょうね♪」
琴奈はシエリを励ます。
「はい♪」シエリは少しだけ琴奈に心を開きかけた。
ガーガシャン♪製品が次々と流れてきてそれぞれのポジションについている隊員が色々作業をして次のポジションに流していく。
それは丸一日続く。
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