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「同じ作業は疲れるなぁ……」
シエリはそう思い始めた。
「〜♪」そんな時ハミングが微かに聞こえる。
よく聞くとそれは音楽。
そこでシエリは閃いた。
脳の中で音楽でも流せば単純作業の煩わしさも紛れるのではないかと。
そこでスプラトゥーンの曲を脳内再生しながら作業をしまくるシエリ。
そのおかげでなんとか作業を切り抜ける事が出来た。
そしてそしてーーー
「お疲れ♪」
琴奈が缶コーヒーを差し出してくれた。
「い、良いんですか!?」
まさかの大盤振る舞いにシエナは少し戸惑う。
「良いのよ、ライン作業も初めてと言う事で面倒を見るのは先輩の役目だもの♪」
琴奈はにこにこ顔で言った。
「ところでさ…」琴奈が聞き始めたタイミングでシエリはコーヒーを口に流し込む。
「何歌ってたの?「ぶーっ!!」
聞いた途端にシエリは吹き出してしまった。
あまり自分好みの曲とか人に知られるのはものすごい抵抗を感じるものだが彼女はつい口ずさんでしまっていたのだ。
突如固まるシエリに琴奈が戸惑うのだった。
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